ダッチオーブンを使う時に、よく聞く言葉が「プレヒート」。ロッジやスノーピークのダッチオーブンは鋳鉄(tyutetsu)と呼ばれる鋳物(鋳型に溶かした鉄を流し込んで成形した製品)で、蓄熱性が高い特性があります。
ダッチオーブンで焼き物や蒸し物をする場合は、この特性をうまく利用します。例えダッチオーブンでも、プレヒートせずに、炭やガスの火力に頼って焼くと、素材に焼けムラができ、特にローストチキンのような大きな肉塊は、外ばかり焦げて中に火が通りません。「鍋自体に蓄積されている熱」で料理をすることにより、遠赤焙煎効果が得られ、外は焦げすぎずに、中までしっかり火が通るというわけです。上火・下火は、素材をダッチオーブンの中に入れることで、下がった鍋の中の温度を、再び元の高さまで上げるようなイメージで使うと、分かりやすいと思います。
ではどのくらいプレヒートをすればいいのでしょうか?
これは時間ではなく、鍋の中の温度で判断します。しかもその温度は作る料理によっても異なります。といっても、キャンプ場で「温度計」持参するほど神経質になることはありません(笑)。
目安は手の平で測ります。プレヒートしたダッチオーブンを蓋を開けたダッチオーブンの中にかざし、3秒間ガマンできるくらいの温度が約200度。ローストビーフやチキンに最適とされる温度です。パイやパンは150度なので5秒ほど、ピザは400度くらい高い温度といわれるので、1秒ほどでガマンできないくらいカンカンに熱してから焼いてみてください。ピザは下火はほとんど不要でしょう。レギュラーサイズの高さなら2.3分で焼けるはずです。ディープでは上火をかなり多めに積んでくださいね。 |